日本獣医師会雑誌
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相模湾および駿河湾の魚介類におけるアニサキス幼虫感染
内田 明彦川上 泰村田 義彦
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1998 年 51 巻 9 号 p. 525-527

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抄録

1995-1996年に相模湾および駿河湾で獲られた5, 555匹 (18種) の魚類についてアニサキス幼虫の感染状況を調べたところ, 相模湾産のカタクチイワシ6.1%, マサバ33.7%, マルアジ2.0%, ヒラソウダ23.1%および駿河湾産のマサバ21.0%, カタクチイワシ3.5%, マイワシ0.5%, シイラ33.3%から幼虫が検出された. 感染虫は大部分がAuisakis I型 (Anisakis simplex) で, Anisakis IIおよびIV型, ContracaecumBおよびD型, 旋尾線虫の幼虫も検出された.

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