日本獣医師会雑誌
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フリーストール牛舎飼養乳牛の蹄形状, 蹄底潜在病変形成および蹄病発生に及ぼす削蹄効果
田口 清佐川 重信大谷 昌之池滝 孝Raden Harry Soehartono山田 明夫
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2000 年 53 巻 8 号 p. 503-507

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抄録
キュービクル方式のフリーストール牛舎で飼養されていたホルスタイン種搾乳牛 (19組38頭) を産次と分娩月を一致させ, 一方を削蹄群として分娩前1-2カ月および分娩後4-5カ月に四肢蹄に標準的削蹄を行い, 他方を非削蹄群として無処置とした.各牛の右後肢の蹄形状と蹄底潜在病変を1乳期間定期的に評価した.削蹄直後の削蹄群と非削蹄群の外蹄形状の差異は削蹄後約6カ月で消失した.しかし, 削蹄群の外蹄の蹄底出血スコアは分娩後1-2カ月時にのみ非削蹄群より有意に低かった.また蹄病発生は削蹄群と非削蹄群間で差は認められなかった.フリーストール牛舎飼養牛群では内外蹄間の荷重配分を維持する削蹄効果の持続期間がきわめて短いことが示唆された.
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