東京農工大学農学部獣医学科
マリー動物病院
2001 年 54 巻 9 号 p. 693-696
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発育不良を主訴に来院した犬 (ミニチュア・シュナウザー, 雌, 1歳4カ月, 体重3.22kg) に, 胸部X線検査をはじめとした各種検査を実施した結果, 心膜横隔膜ヘルニアと診断した.胸骨横切開法による開胸下にて脱出臓器を整復後, 心膜および横隔膜の修復術を行った.心膜腔内には十二指腸, 膵臓, 肝臓の一部が変位しており, 心膜と胸壁の癒着が認められたが術後, 特に問題なく良好に経過している.
綜合獸醫學雑誌
日本獸醫協會雑誌
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