日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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レプトスピラ型特異多糖体抗原から弱酸水解による低分子活性物質の分離
河岡 義裕内貴 正治梁川 良
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1982 年 44 巻 3 号 p. 473-478

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抄録
レプトスピラ型特異多糖体抗原(TM抗原)の抗原決定基に関する研究の一環として, Leptospira interrogans serovar kremastos Kyoto 株のTM抗原を 2N 蟻酸あるいは 0.5N 硫酸で加水分解した. 両処理で各々限外ろ液に抗原活性を示す低分子物質を得たが, ゲルろ過したところ, 蟻酸分解でより均一な低分子活性物質が得られることがわかった. この物質は分子量約3,000ダルトンと推定され, TM抗原に含まれたタンパク成分および脂肪酸成分をほとんば含まず, 主に糖成分より構成されていた. この物質は抗体と沈降反応を示さなかったが, 型特異的放射免疫測定法で阻止活性を示した. 以上の結果から抗原決定基として糖鎖が示唆されたが, その可能性に関して考察された.
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