日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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ラットの実験的Mg欠乏症に関する毒性薬理学的研究III : 低Mg血症時のヒスタミン代謝酵素活性
西尾 晃, 石黒 茂, 宮尾 陟
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1983 年 45 巻 6 号 p. 699-705

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抄録
離乳直後のWistarラットをMg欠乏飼料(Mg:0.001%)で8日間飼育したときのhistamine代謝酵素活性の変動について検討した. Histidine decarboxylase (HDC)活性は対照群の胃, 皮膚, 肺, 脾, および肝でみられたが, 十二指腸と腎では認められなかった. Mg欠乏飼料で飼育すると, 欠乏4日目から肺, 脾および肝のHDC活性の上昇がみられ, 6日目, 8日目と上昇した. 皮膚では4日目に著しく高い活性がみられたが, 6日目に低下し, 8日目に再び上昇した. Diamine oxidase(DAO)活性は, 対照群の十二指腸で高い活性がみられ, 脾, plasmaおよび他の二三の臓器でも低いながら活性がみられた. これらの活性は, Mg欠乏飼料で飼育すると, 第2~4日から低下し, 第8日では対照群の活性の約1/2になった. Histamine methyl transferase(HMT)活性は, 対照群の腎, 十二指腸および肝で高い活性がみられた. これらの活性はMg欠乏飼料で飼育しても有意な変動を示さなかった. これらの成績はHDC活性の上昇とDAO活性の低下が, Mg欠乏時に示されるhistamine量の増加に関与していることを示唆する.
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