日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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仔牛における寒冷暴露にともなう血漿インスリン, グルカゴンおよびコルチゾールの変化
高橋 秀之村田 英雄松本 英人
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1986 年 48 巻 2 号 p. 419-422

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抄録

ホルスタイン雄仔牛について, 軽度の寒冷暴露(2℃, 60%RH)が血漿インスリン, グルカゴンおよびコルチゾール濃度に及ぼす影響をしらべた。血漿インスリン, グルカゴン, コルチゾールのいずれも寒冷暴露直後(30分)の上昇反応が認められた。一方, 寒冷暴露にともなう遅延反応として, 血漿コルチゾールが暴露開始後4日を最大値とする上昇反応が認められ, 血漿インスリンおよびグルカゴンも8日間の暴露期間中, 持続的な上昇反応が認められた。

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