日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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マレック病腫瘍細胞株移殖びなにおけるIgM産生抑制とその機構
小長谷 勝利大木 与志雄
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1987 年 49 巻 1 号 p. 191-193

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抄録
マレック病 (MD) 関連腫瘍表面抗原 (MATSA) 陰性, 転移性のMD腫瘍細胞株を移殖したひなにおいては, 血清IgMの減少および羊赤血球に対する特異的IgM PFC産性能の抑制が認められた。また, MD腫瘍細胞株移殖ひなの脾臓細胞を移殖したひなにおいても同様な免疫抑制が認められた。これらの結果から, MD腫瘍細胞株移殖ひなにおいては, 免疫抑制性リンパ球が優位になっていると考えられた。
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