日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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ネコにおける皮質体性感覚誘発電位の実験的研究
宇塚 雄次徳力 幹彦川崎 安弘松本 治康
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1987 年 49 巻 5 号 p. 926-928

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抄録

非動化したペントバルビタール麻酔下のネコにおいて, 皮質体性感覚誘発電位 (SEP) を脳波検査と同様の電極部位を記録部位として, 正中神経刺激により300回加算を行って記録したところ, 刺激反対側の前頭部で最も大きな波形が得られ, 最初の陽性波 (P1) のピーク潜時は10.00±0.67msecであった。0.5Hzと50Hz低周波フィルターは出現する波形にはほとんど影響しなかった。

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