高頻度ジェットベンチレーション時に認められた特異な動脈血炭酸ガス分圧の変化(短報)

織間 博光; 野藤 明仁; 小泉 正; 鷲巣 誠; 多川 政弘; 清水 幹子; 藤田 道郎; 手塚 泰文

doi:10.1292/jvms1939.51.646

織間博光, 野藤明仁, 小泉正, 鷲巣誠, 多川政弘, 清水幹子, 藤田道郎, 手塚泰文

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ジャーナルフリー

1989 年 51 巻 3 号 p. 646-648

DOI https://doi.org/10.1292/jvms1939.51.646

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抄録

麻酔下の犬に高頻度ジェットベンチレーションを実施し呼吸回数と動脈血炭酸ガス分圧(PaCO₂)の関係を検討した.その結果,低駆動圧状態では従来から知られている,呼吸回数の上昇に伴いPaCO₂が上昇するという傾向は不明瞭となり,約120回/分の呼吸回数でPaCO₂が低下する傾向が認められた.この現象は高頻度人工呼吸法の犬での最適呼吸回数を設定する上で重要な知見であると考えられた.

責任著者(Corresponding author)

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