豚血球凝集性脳脊髄炎ウイルスの実験感染試験

平原 正; 山中 盛正; 安原 寿雄; 松井 修; 児玉 和夫; 中井 正久; 佐々木 文存; 松本 稔

doi:10.1292/jvms1939.51.827

平原正, 山中盛正, 安原寿雄, 松井修, 児玉和夫, 中井正久, 佐々木文存, 松本稔

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ジャーナルフリー

1989 年 51 巻 4 号 p. 827-830

DOI https://doi.org/10.1292/jvms1939.51.827

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抄録

呼吸器症状を呈する豚の気道から分離された豚血球凝集性脳脊髄炎ウイルスNPTr 32株を脳内接種した10日齢の初乳未摂取子豚は少数例に軽微な脳炎像を認めたが, 経鼻接種した場合は呼吸器症状を呈し病理組織学的にも病変を認めた. 50～70日齢の肥育豚にウイルスを皮下接種しても無症状で経過したが, 経口や経鼻接種した場合, 軽度の呼吸器症状を呈し, 鼻甲介, 気管, 肺, 肺リンパ節お上び扁桃から2～10日間ウイルスが回収された.

責任著者(Corresponding author)

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