日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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イヌアデノウイルス2型分離株の大・小プラック変異株
遠矢 幸伸畔高 政行高橋 英司小西 信一郎
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1989 年 51 巻 6 号 p. 1267-1269

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抄録
イヌアデノウイルス2型分離株には, MDCK細胞において大・小のプラックを形成する変異株が混在していた. 両変異株は血清学的に区別されなかったが, 犬腎培養細胞における増殖曲線を比較したところ, 感染後40時間以上経過しても大プラック変異株の細胞外ウイルス量は, 小プラック変異株のそれの1000倍以上であり, プラックサイズと細胞外ウイルス量の関係が示唆された.
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© 社団法人 日本獣医学会
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