仮性狂犬病ウイルスの改良赤血球凝集抑制試験

鐵 伸弘; 稲葉 右二; 湯川 真嘉; 大場 茂夫; 吉木 研一; 平原 正; 出水田 昭弘; 古屋 美人; 伊藤 尚志

doi:10.1292/jvms1939.51.1271

日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)

Online ISSN : 1881-1442
Print ISSN : 0021-5295
ISSN-L : 0021-5295

仮性狂犬病ウイルスの改良赤血球凝集抑制試験

鐵伸弘, 稲葉右二, 湯川真嘉, 大場茂夫, 吉木研一, 平原正, 出水田昭弘, 古屋美人, 伊藤尚志

著者情報

ジャーナルフリー

1989 年 51 巻 6 号 p. 1271-1274

DOI https://doi.org/10.1292/jvms1939.51.1271

詳細

抄録

仮性狂犬病(オーエスキー病)ウイルス(ブタヘルペスウイルス1)の赤血球凝集抑制(HI)試験で, 抗原-抗体混合物を4℃, 48時間感作すると, 一般的な37℃, 1時間感作よりも実験感染豚血清では4～8倍, 本病流行地の豚血清ではそのほとんどが2～32倍高いHI抗体価を示した. 以上の成績から, 4℃, 48時間感作HI試験は本病の血清診断として特に有効である.