日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
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Theileria sergenti感染牛血清によるオプソニン効果
新川 俊一小沼 操松葉 隆司桐沢 力雄高橋 清志川上 善三
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1990 年 52 巻 6 号 p. 1289-1291

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抄録
Theileria sergenti感染牛マクロファージの機能測定をケミルミネッセンス (CL) 法により行った. 測定の際, 赤内型メロゾイトをオプソニン化しstimulantとしてCL反応を調べた. T. sergenti陽性牛血清ないしはそのIgGでオプソニン化すると活性の増強がみられた. しかし, IgGをFab, あるいはFcフラグメントにするとオプソニン効果は消失した. またウシ補体でも弱いオプソニン効果を認めた.
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© 社団法人 日本獣医学会
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