HOPG表面における垂直配向分子集積に向けたテトラポッド型アンカーのAFM評価

抄録

機能性分子の配向・配列を制御し表面に集積させることはセンシングや分離技術の開発に重要である。本研究では剛直なテトラポッド型構造を有するテトラフェニルメタン(TPM)分子がHOPG表面で自己組織化単分子層を形成し、機能性分子を表面に対し垂直配向させ高密度集積するアンカーとして有用であることを液中周波数変調AFMで実証した。TPM分子はHOPG表面における分子機能設計の新しいアンカーとして期待される。