日本表面真空学会学術講演会要旨集
Online ISSN : 2434-8589
2020年日本表面真空学会学術講演会
セッションID: 2Bp03S
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11月20日
回折格子結合型表面プラズモン共鳴を用いた有機半導体の逆光電子分光信号強度の増強
*柴田 幸輝千田 雛子田和 圭子吉田 弘幸
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抄録

逆光電子分光法(IPES)は、空準位を調べる有力な実験手法であるが信号強度が低い。我々は、Alの回折格子結合型表面プラズモン共鳴(GCSPR)により深紫外域のIPES信号強度の増強に取り組んだ。本研究では、銅フタロシアニンのIPES強度を検出波長285 nmで最大1.6倍に増強させた。波長依存性が計算値とよく一致したことからGCSPRによる増強だと考えた。また、膜厚依存性からSPR侵入長を導出した。

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