2007 年 37 巻 2 号 p. 1-4
飼料用トウモロコシの不耕起栽培における雑草防除を目的に, グリホサートアンモニウム塩剤処理およびニコスルフロン剤を用いた除草処理を行い, 雑草量, 収量等を調査した。その結果, 不耕起栽培においてはグリホサートアンモニウム塩剤を播種時に, ニコスルフロン剤を生育初期に処理することで, ほぼ雑草を防除できることが示された。収量は除草剤処理により増加する傾向が見られたが, グリホサートアンモニウム塩剤処理のみの場合と, グリホサートアンモニウム塩剤およびニコスルフロン剤の両方を処理した場合と同程度であった。