木材保存
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ISO着火性試験法による難燃合板の燃焼性評価(第2報)
難燃剤の種類と含量の影響
菊地 伸一
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1990 年 16 巻 6 号 p. 296-301

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抄録
難燃合板の着火性を検討するため,ISO5657による着火性試験を行った。難燃剤としては,第1リン酸アンモニウム,臭化アンモニウム,及び市販のポリリン酸アンモニウム系薬剤を用いた。難燃剤の効果は供試体に対する放射熱によって異なった。放射熱が3W/cm2の場合,着火を抑制するためには,第1リン酸アンモニウムで70kg/m3以上,ポリリン酸アンモニウムで80kg/m3以上,臭化アンモニウムで30kg/m3以上の固形分含量を必要とした。
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© 社団法人日本木材保存協会
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