二相ステンレス鋼の溶接金属部の組織形成に及ぼす冷却速度の影響

岩崎 祐二; 井上 裕滋; 福元 成雄

doi:10.14920/jwstaikai.2011f.0.5.0

平成２３年度秋季全国大会

セッションID: 105

DOI https://doi.org/10.14920/jwstaikai.2011f.0.5.0

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主催: 社団法人溶接学会

二相ステンレス鋼の溶接金属部の組織形成に及ぼす冷却速度の影響

*岩崎祐二, 井上裕滋, 福元成雄

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キーワード: 二相ステンレス, TIG溶接, オーステナイト生成, 冷却速度

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抄録

二相ステンレス鋼のS32750とSUS329J3Lに対して,溶接速度を変化させた3水準の入熱量でTIGメルトラン溶接を行い,溶接入熱が組織と組織形成過程に及ぼす影響を調査した.溶接金属部では母材に比べてγ量が減少し,急冷の場合はγ量が低下した.また,溶融Snを用いた急冷実験から,粒界γの析出開始温度が平衡計算値よりも80℃以上低温であり,また冷却速度の増加に伴って粒内γの析出温度が低下する事が判明した.

責任著者(Corresponding author)

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