溶接学会全国大会講演概要
2019年度秋季全国大会
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陽電子消滅法を用いた低放射化フェライト鋼F82Hのレーザ溶接部における格子欠陥率の評価
*広瀬 颯森 裕章加藤 太一郎酒瀬川 英雄廣瀬 貴規谷川 博康佐藤 紘一
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p. 66-67

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抄録
核融合炉における中性子損傷やスウェリングなどの原因の一つに構造材中の格子欠陥が挙げられている.本研究では陽電子消滅法を用いて低放射化フェライト鋼F82Hのレーザ溶接部における格子欠陥率を測定した結果,母材に比べて陽電子消滅寿命が長く,転位を主とした格子欠陥が多数形成されていることがわかった.また溶接後熱処理を施すことにより,その欠陥率は母材レベルにまで減少させることができることが明らかとなった.
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© 2019 社団法人 溶接学会
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