溶接学会全国大会講演概要
2020年度春季全国大会
会議情報

摩擦攪拌プロセッシングによる割れ欠陥を有する錆びた鋼の水中補修の可能性
*佐藤 裕山本 伸吾
著者情報
会議録・要旨集 認証あり

p. 16-17

詳細
抄録

錆びた鋼構造物に生じた割れ欠陥を、錆を除去することなく水中で補修する技術として摩擦攪拌プロセッシングを用いた。くさび型の人工割れ欠陥を有する錆びた鋼に対して、荷重制御型の摩擦攪拌プロセッシングを実施した結果、3mm幅の割れを封止可能であることが明らかとなった。割れ表面の錆は攪拌部内に混入するが、攪拌部の静的強度にほとんど影響しないことが分かった。

著者関連情報
© 2020 社団法人 溶接学会
前の記事 次の記事
feedback
Top