溶接学会全国大会講演概要
2022年度秋季全国大会
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22%Cr 系二相ステンレス鋼溶接部の475 ℃脆化に関する研究 (第1報)
-二相ステンレス鋼多層盛溶接金属の475℃脆化現象-
*坂田 幹宏門井 浩太井上 裕滋
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会議録・要旨集 認証あり

p. 188-189

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抄録
2209系溶接材料を用いてティグ溶接により作製した22%Cr系二相ステンレス鋼多層盛溶接金属を400℃で1000時間まで時効し、ミクロ組織解析、シャルピー衝撃試験、硬さ試験を実施した。溶接金属については、各層のミクロ硬さを測定した。得られた結果を、2205系圧延鋼板の結果と比較した。時効に共にシャルピー吸収エネルギーは低下し、フェライトの硬さは上昇した。これらの傾向は母材よりも溶接金属においてより顕著であった。
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© 2022 社団法人 溶接学会
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