神奈川県衛生研究所技師・理博
2002 年 71 巻 1 号 p. 36-41
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窒素安定同位体比を用いて津久井湖水中の窒索の発生源を推定する手法の開発を試みた。湖水 中の窒素は湖水をロータリーエバポレーター及び凍結乾燥機で濃縮、乾固した後、封管燃焼法または EA/IRMS法で測定することが可能であった。こうして測定された各試料のδ15N値を用いて津久井湖 水中の窒素の供給源としての堆積物の寄与率を尊出したところ、27.4-64,8%となり、堆積物由来の窒 素が湖の富栄養化に対して少なからず作用していることが示唆された。
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