山階鳥類研究所研究報告
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日本の鳥類標識調査の過去と現在
吉井 正佐藤 文男尾崎 清明茂田 良光米田 重玄吉安 京子三田村 あまね
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1989 年 21 巻 2 号 p. 309-325

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抄録

本報告は外国の鳥類標識調査関係者に対して,日本における標識調査の大要を紹介することを主な目的として作成した。
はじめに,日本の標識調査の歴史について,戦前(1924~1945),戦後林野庁が行なった時期(1961~1971),環境庁が実施した時期(1972~1988)の期に分けて,調査の概要を述べた。
次に,昨年度(1988年度)の調査結果のうち,標識放鳥個体数(鳥種数も含む),注目に価する標識例,鳥種別回収数,注目に価する回収例,ならびに,標識鳥の寿命の記録について述べた。

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