山階鳥類研究所研究報告
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ニューファウンドランドで越冬する海鴨5種の食性と消化器官の形態
R. Ian GoudiePierre C. Ryan
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1991 年 22 巻 1 号 p. 1-8

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抄録

1982年から88年にかけてニューファウンドランド沿岸で冬期に採集した5種の海鴨(ホンケワタガモ,ケワタガモ,クロガモ,コオリガモ,シノリガモ)の食性と消化器官(砂嚢重量,小腸•盲腸の長さ)を調査した。5種類ともほとんど動物質の餌を食べていたが,ホンケワタガモ,ケワタガモ,クロガモが貝類とウニ類を高い割合で食べていたのに対し,コオリガモとシノリガモは等脚類と端脚類を比較的多く食べていた。消化器官の計測値は体の大きさに関係なく,食性の違いによって種間での差異がみられた。

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