九州工業大学 名誉教授
2023 年 39 巻 p. 1-10
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近年九州地域では,毎年のように梅雨や台風の時期に線状降水帯を伴った豪雨に見舞われ,道路沿いの斜面において多大な被害を受けてきている.このような現象は今後も継続的に観測されるものと予想される.筆者は長年,委員として国道や県道および高速道路等における道路防災の業務に関わってきた.本論文ではこの経験を踏まえて道路防災の中でも特に,斜面防災の現状と課題について述べたい.そして,その内容を踏まえて,将来における豪雨時の道路防災についても言及したい.
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