2024 年 40 巻 p. 19-25
1986年に供用が開始された鋼ランガートラス橋にて,複数の中間横桁取付部に亀裂が発見された.本橋は左右の補剛トラスを横桁で接続しており,補剛トラスに溶接されたコネクションプレートを介して横桁ウェブが高力ボルトにより接続されている.コネクションプレートの溶接部には鉛直亀裂,横桁上フランジ・ウェブ間の溶接部には水平方向の亀裂が発見されている.本研究では,中間横桁取付部に生じた鉛直・水平方向の亀裂について,発生原因を解析により検討した.検討結果より,鉛直・水平亀裂とも活荷重が原因である可能性が高く,特に水平方向の亀裂は自動車走行による横桁上フランジの変形により生じた可能性が示唆された.