2024 年 40 巻 p. 55-69
本論文は,開一様ノットベクトルから構築されるB-spline基底関数を試行関数に採用したRitz法(B-spline Ritz法)の軸方向傾斜機能材料からなる両端自由弾性棒の非減衰自由縦振動問題への適用性を調べたものである.まず,均質材料と先行研究の2つの例題を本手法で解析したところ,無次元化された固有円振動数の速い収束,安定した数値計算および精度の高い上界の値が示された.この結果を受けて,2成分系軸方向傾斜機能材料からなる両端自由弾性棒の非減衰自由縦振動問題を本手法により解析し,その無次元化された固有円振動数を初めて提示した.結論として,本手法は,軸方向傾斜機能材料の振動固有値問題の解析に非常に有効である.