2024 年 40 巻 p. 71-78
セメントおよびコンクリート分野において二酸化炭素排出量を削減することが課題となっている.本研究では,炭素骨材を用いてコンクリートに炭素を固定化することに着目し,バイオ炭の1種である粒径が異なる3つの竹炭を用いたモルタルの圧縮強度および乾燥収縮について調べた.炭素骨材を添加すると圧縮強度および静弾性係数が低下し,強度は炭素骨材の粒径ごとに異なる傾向となった.また,封緘養生および水中養生とした場合の材齢7日から28日までの強度の伸びが小さくなった.長さ変化試験においては炭素骨材を添加すると乾燥収縮に伴う長さ変化率は,炭素骨材無添加と比べてほとんど変わらない,もしくは大きくなることが明らかになり,傾向は粒径ごとに異なった.