2025 年 41 巻 p. 45-51
塩害環境下で鉄筋コンクリート構造物における鋼材腐食問題が深刻化している中,炭素繊維補強筋を用いたプレキャストボックスカルバートの適用可能性を検討した.その結果,長期的なライフサイクルコストを約50%削減することが可能であることが示された.また,炭素繊維補強筋を使用したRC 床版試験体を作製し,耐荷性能および変形特性を載荷試験および数値解析により確認し,載荷試験より現行の設計法により評価でき,数値解析で試験結果を概ね再現できることを確認した.本成果は,塩害環境下における新たなプレキャストコンクリート部材の可能性を示すものである.