2025 年 41 巻 p. 37-44
高度経済成長期に集中的に整備された横断歩道橋は,その大半が現在も使用されており,交通量や人の多い道路などに設置されていることが多いことから,安全な状態で適切に維持管理することが望ましい.橋梁構造物の健全度評価では,点検効率化を図るために常時微動観測に着目した検討が行われているが,横断歩道橋を対象とする検討事例は少ない.そこで本研究では,横断歩道橋を対象に常時微動観測に基づく健全度の診断手法について検討した.さらに,その手法を用いて鹿児島市内の横断歩道橋の健全度推定を行い,近接目視点検による健全度評価との比較を行うことで,その有用性について検討を加えた.