2015 年 41 巻 2 号 p. 91-94
平底円筒槽に設置されたコンケーブタービン翼の撹拌所要動力が測定された.これまで,コンケーブタービン翼の動力は類似形状であるタービン翼の撹拌所要動力と同程度であると考えられてきた.そのため,詳細な動力は測定されていない.本研究では,コンケーブタービン翼の無通気時動力を測定し,コンケーブタービン翼の動力数は亀井・平岡の式(Kamei et al., 1995, 1996)を修正することで推算可能であることが明らかにされた.さらに,邪魔板有りの場合,Rushtonタービン翼と比較してコンケーブタービン翼の動力数は約0.5倍であった.