1968 年 32 巻 2 号 p. 182-187,a1
エタノール水, i-ブロパノール-水。i-プロパノール-水, の2成分系に塩化カルシウムを飽和させ.常圧の気液平衡を測定した.すべての系において比揮発度が増大し, 共沸が消えた.これらの実測値は著者らが改良したJohnsonらの式によって相関された。また, これらの効果的な実験結果の応用として.還流液に塩化カルシウムを加えて全還流蒸留を行ない.塔頂試料として高純度のエタノール, i-プロバノールが縛られ, この方法による共沸混合物分離の可能性が示された。