化学工学
Print ISSN : 0375-9253
スプレーの粒径分布
松本 史朗高島 洋一
著者情報
ジャーナル フリー

1969 年 33 巻 4 号 p. 357-360,a1

詳細
抄録

スプレーノズル先端で形成される薄膜の激粒化過程をランダム・ウォークモデルから考察し, 生成される液滴の粒径分布が対数正規分布となることを示した。さらに最大粒径を考え, 反射壁のあるランダム・ウォークを用いて対数正規分布を補正すれば, 実測値とよい一致を示すことが判った。平均粒径は, 最大粒径と対数標準偏差とから容易に計算できる。

著者関連情報
© (社)化学工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top