繊維層によるエアロゾル炉過の解析には, 慣性, さえぎり, 拡散の三機構を考慮せねばならぬ。従って単一繊維捕集効率は繊維まわりの
Re数 (
Re), 慣性パラメータ (Ψ), 粒子繊維直径比 (
R), 拡散バラメータ (
D) の複雑な関数となる。前報で
Re1の範囲の慣性さえぎり効率η
TIがΨと
Rの関数として求められた。この結果と
Re=10のDnviesのデータおよび
Re<1000のポテンシャル流域の理論値を組み合わせ。全Re域に対するηTIをRe, Ψ, Rの関数として求める内挿図を描いた。このηTIに拡散さえぎり効率に対するFrieilanderの半実験式の拡散項η
Dを加えることにより, 広範囲の操作条件における信頼できる単繊維効率の値が推定できる。
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