化学工学
Print ISSN : 0375-9253
ラシヒリング充填塔による同伴飛沫の除去について
下浦 一邦金川 昭筒井 天尊
著者情報
ジャーナル フリー

1970 年 34 巻 3 号 p. 330-334,a1

詳細
抄録

ラシヒリング充填塔による蒸発缶からの同伴飛沫除染特性を塔内径124mmの実験塔を用いて, 水蒸気-水系で測定した。充墳物としては1/2-in, 磁製ラシヒリング等を用い, 単位蒸気量あたりの同伴飛沫量が10-4~10-5の条件で, 主として充填層高Z (10~40cm), 空塔蒸気速度μ1 (0.6~1.7m/sec) が充填塔の除染係数 (D. F.) におよぼす影響について検討を行なった。その結果 (D. F.) はμ1≧~1.0でほぼ一定値となること, z≧20では除染性能が類似することが明らかになった。

著者関連情報
© (社)化学工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top