圧搾操作は, Ruthの古典涙過理論とTerzaghiの圧密論とを併用してかなり精度よく解析できるが, 濃厚原液を対象とする場合が多いので厳密には生成炉過ケ_ク内部の液流速の分布や圧縮ケーク内部における修正圧密係数の分布とその時間的変化を考慮して解析をすすめていく必要があろう。以下, 圧縮性炉過ケークの内部流動機構の解析から出発したいわゆる近代炉過理論に立脚して炉過期間を考察するとともに, 圧密期間における修正圧密係数の変化を考慮した取り扱い方と, 圧搾操作に関する今後の主要な問題と思われる事項を述べ本講を終えることとする。