1970 年 34 巻 9 号 p. 958-964,a1
DT=10cmの気泡塔において, サンプリング法により半径方向ガスのホールドアップ分布と液循環速度を測定した。ガスのホールドアップ分布による密度差が循環流の推進力になると考えて, 半径方向乱流粘度が一定になると壁付近は層流底層の仮定のもとで, 流動方程式を解き, 循環速度分布式を提出した。
実測値により, 混相乱流粘度を規定し, これに基づいて, 液循環流を計算した。文献値を用いて, 乱流粘度と速度分布についての塔径への影響を考察した。