化学工学
Print ISSN : 0375-9253
移動層内粒子の半径方向主応力および速度分布に対する塑性力学的考察
高橋 洋志柳井 弘
著者情報
ジャーナル フリー

1971 年 35 巻 12 号 p. 1372-1379,a1

詳細
抄録

移動層内粒子の半径方向主応力は, プラグフロー領域 (速度の一様な領域) の先端付近から次第に大きくなり, 壁面上で最大値を示し, また軸方向速度は壁近傍で急激な遅れ勾配をもって変化する二とが実測された。一方, 応力と速度の場に塑性理論を適用して検討した結果, 層中心部と壁面上の応力のそれぞれを予測することができ, さらに速度分布が不連続になる場所の存在することが見いだされ, 実験結果を定性的に説明できることがわかった。

著者関連情報
© (社)化学工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top