化学工学論文集
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測定器の故障診断システムの最適設計
川端 康史立野 繁之柘植 義文松山 久義
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1996 年 22 巻 5 号 p. 1084-1092

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抄録

測定変数間の線形な関係式とχ2検定を利用して測定器の故障を診断するシステムの設計仕様として, 診断対象とすべき測定器の集合, 誤報の確率の上限値, 検出すべき故障 (偏差) の大きさの下限値と測定器の精度 (標準偏差) との比, 欠報の確率の上限値が与えられたとき, これらの仕様を満足し, かつ, 設置費用最小の測定器の配置を決定する問題を組合せ論的最適化問題として定式化する.また, 診断対象システムの自由度に対応する限界検出力の概念を導入することにより, この問題を効率よく解く方法を提案する。

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