東京大学大学院理学系研究科
1998 年 46 巻 1 号 p. 6-10
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岩石・鉱物の化学的風化は鉱物・水・大気間の相互作用の結果である。風化された鉱物はいわばその化石である。その「化石」を読むことにより, 作用した時の水, 大気の化学的状態を推定できる。本小論では風化の基本的な機構を原子レベルで概略し, また過去1億年の地球表面での温度変化を風化から計算した例を示す。地質時代の大気中の二酸化炭素の濃度や, 先カンブリア時代における地球表面環境を定量的に推定するのも夢ではない。
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