化学と教育
Online ISSN : 2424-1830
Print ISSN : 0386-2151
ISSN-L : 0386-2151
最新号
選択された号の論文の16件中1~16を表示しています
Color Gallery
化学教育 徒然草
ヘッドライン 音が関わる化学
レーダー
実験の広場
科学賞の受賞をたたえて
5分間デモ実験
講座:世の中を変えた反応・材料・理論
  • —窒化ガリウム単結晶の成長が鍵—
    竹田 美和
    2019 年 67 巻 8 号 p. 362-367
    発行日: 2019/08/20
    公開日: 2020/08/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    非常に明るい白色光源は,青色発光ダイオード(青色LED)の青色光とそれによって励起された蛍光体の黄色光の合成による。青色LEDは窒化ガリウム(GaN)を主成分とする単結晶で作られているが,このGaNの高品質結晶の成長は困難を極めた。最大の問題は,サファイアを基板として用いざるを得なかったことである。サファイアとGaNは結晶形が同じで1000 °Cの高温でもアンモニアや水素雰囲気といった過酷な条件に耐えられる。しかし,両者の格子定数は大きく異なり,凹凸の激しい多結晶しかできなかった。これを解決したのが,窒化アルミニウム(AlN)低温緩衝層の導入であった。この上のGaNは初期には微結晶であるが,成長とともに隙間を埋めていき,全面を覆う平坦で方位の揃った単結晶となる。これが後に続くpn接合や青色LEDの始まりである。

  • 竹内 哲也
    2019 年 67 巻 8 号 p. 368-371
    発行日: 2019/08/20
    公開日: 2020/08/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    本稿では,2014年にノーベル物理学賞の受賞理由となった青色LEDについて取り上げ,将来を展望する。照明に続く青色LEDの新しい応用先としてマイクロLEDディスプレイが挙げられる。液晶ディスプレイ,有機ELディスプレイに次ぐ,次世代ディスプレイと言われており,その現状を紹介する。一方,青色LEDを発展させた新しい発光素子として青色レーザーが注目を集めている。このレーザーの発光原理,素子構造を解説した後に,期待されている新しい応用先について述べる。最後に,青色レーザーの一例として筆者がその開発に注力している面発光レーザーについて紹介する。

シリーズ:ものづくりと学問 ―スイーツと化学―
  • 石川 伸一
    2019 年 67 巻 8 号 p. 372-373
    発行日: 2019/08/20
    公開日: 2020/08/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    私たちが普段料理やスイーツを食べる前に,その色や形のビジュアルや,漂う香りなどから目の前の料理を評価する。この料理やスイーツのおいしさを決める要因はさまざまで,外観,におい,味,温度,食感などの「食べもの側の要因」はもちろんであるが,空腹具合や健康状態の生理的な要因や,メンタル面の心理的要因などの「食べる人側の要因」も考えなければならない。つまり,おいしいスイーツの秘密を探ったり,おいしいスイーツを開発することを極めていけば,必然的に「食」だけではなく,「人」がおいしく感じることについても分子レベルで調べることに行き着くことになる。その例をいくつか紹介する。

実践報告
論壇
feedback
Top