化学と教育
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化学教育 徒然草
ヘッドライン 正しく理解しておきたい化学のしくみ Part 2
  • 大島 広行
    2025 年73 巻8 号 p. 300-303
    発行日: 2025/08/20
    公開日: 2026/08/01
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    多数の分子が集合して形成されるコロイド粒子は,分子間に働く引力によって,分子同士が分離せず粒子としてのまとまりを維持する。しかし,この分子間引力により,粒子の表面は高エネルギー状態となり,コロイド粒子の挙動に大きな影響を与える。特に,多数のコロイド粒子が存在する場合,粒子同士が凝集しやすく,安定したコロイド分散系を維持するためには適切な工夫が求められる。本稿では,分子間引力に起因するコロイド粒子の化学について解説する。

  • 荻野 賢司, 中野 幸司
    2025 年73 巻8 号 p. 304-307
    発行日: 2025/08/20
    公開日: 2026/08/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    高分子は,その繰り返し単位(単量体)が多数結合することで形成される。その性質は,単量体の性質,分子が直線的か分岐があるかなどの形状,共重合体の化学組成(単量体の構成割合),分子量とその分布等に依存し,分子の集合様式としての高次な構造(結晶,非晶,分子の配向等)の影響を受ける。本稿では,高等学校の教科書に取り上げられている高分子を中心にできるだけ深く平易に構造と物性の相関について解説する。

  • —アセトアニリドの実験室的合成—
    松岡 雅忠
    2025 年73 巻8 号 p. 308-311
    発行日: 2025/08/20
    公開日: 2026/08/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    サリチル酸系解熱鎮痛薬とアニリン系解熱鎮痛薬は市販薬として多く流通しており,その構造式は高校生にも理解しやすい。そのため,アニリン系解熱鎮痛薬とも関係するアセトアニリドの実験室的合成は,学生実験のテーマとして歴史的に重要である。しかしながら,高校化学の教科書ではアセトアニリドの構造式が掲載されているものの,アセトアニリドを合成する実験を行うことは少ないように思われる。そこで,解熱鎮痛薬の歴史を概観するとともに,古典的なアセトアニリド合成実験の実践例を紹介する。

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