化学と教育
Online ISSN : 2424-1830
Print ISSN : 0386-2151
ISSN-L : 0386-2151
最新号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
Color Gallery
化学教育 徒然草
ヘッドライン 日本の伝統工芸と化学
  • 草野 圭弘
    2025 年73 巻9 号 p. 332-335
    発行日: 2025/09/20
    公開日: 2026/09/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    備前焼は釉薬を施さない「無釉焼き締め陶」であるが,登り窯で焼成した作品の表面には様々な色彩が現れる。備前焼を代表する特徴的な赤色模様の緋襷は,備前粘土と稲わらに含まれるカリウムが反応して現れる。赤色の要因である酸化鉄(III)の生成メカニズム,雰囲気による色彩の変化および伝統技術の応用について紹介する。

  • —江戸切子の発色原理とプラズモン共鳴の科学—
    上野 貢生
    2025 年73 巻9 号 p. 336-339
    発行日: 2025/09/20
    公開日: 2026/09/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    貴金属ナノ粒子は,バルク状態とは異なる独特の光学特性を示し,その代表例が局在表面プラズモン共鳴(LSPR)である。本稿では,LSPRによる発色現象とその歴史的・科学的背景を概説し,特に江戸切子における金ナノコロイドの役割に焦点を当てる。江戸切子は19世紀初頭に発展した日本の伝統工芸であり,色被せガラスをカットすることで複雑な光学効果を生み出す。金ナノ粒子が分散したガラスは,ナノ粒子のサイズや形状によって可視光の特定波長を吸収・散乱し,鮮やかな色彩を呈する。さらに,カット構造が光の干渉や偏光特性を変化させ,多様な発色をもたらす。これらの特性は,LSPRの基本原理に基づき,光学デバイスやバイオセンシングなどの応用にもつながる。本稿では,江戸切子におけるナノ粒子の光学的役割を解説し,その科学的展望について述べる。

  • ミシェル田中 グザヴィエ
    2025 年73 巻9 号 p. 340-343
    発行日: 2025/09/20
    公開日: 2026/09/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    フランス人がフランスだけでなく日本でも鉄の考古学を学び,古代・中世の日本とヨーロッパの鉄の歴史について語り,たたら吹き製鉄法の考古学的研究に欠かせない存在となった化学的分析の重要さについても述べる。また,現在行っている古代・中世日本における製鉄炉の炉壁の研究と化学と実験の関連性も紹介する。

実験の広場
化学クラブただ今実験中!
新・講座:立体化学のいろいろ
話題
化学コミュニケーション賞2024(個人)受賞
feedback
Top