化学と教育
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日本の化学を切り拓いた先駆者たち(1) : 宇田川榕菴と舎密開宗(日本化学会創立125周年記念企画 7)
芝 哲夫
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2003 年 51 巻 10 号 p. 638-640

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抄録

日本化学会は今年3月19日の創立125周年記念式典に天皇,皇后両陛下をお迎えしたことは記憶に新しいところである。その式典で天皇陛下から「(日本の化学)の過去を振り返るとき,今日とは全く異なった厳しい環境下で高い志を持って研究や教育に励み,我が国の化学の進歩のために道を切り開いた先駆者の苦労が偲ばれます」という有難いお言葉を賜った。このお言葉を受けて,本シリーズはこのように日本の化学を開拓した先駆者たちの足跡を辿り,今日,化学の研究と教育に携わる者にとって,そのルーツを探り,アイデンティティを確かめるのに役立てたいと思う。

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© 2003 公益社団法人 日本化学会
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