化学と教育
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韓国の高校化学教育について(諸外国では理科カリキュラムをどう学習につなげているか(その11))
孔 泳泰
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2005 年 53 巻 1 号 p. 33-36

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抄録
本稿では韓国の教育制度と大学入学制度について概観した。次に,高等学校の化学教育課程を意図した教育課程と実施された教育課程に分けて日本との比較を行った。その結果,1)韓国は国レべルの教育課程を運営している,2)日本より具体的な学習内容や教授学習活動が教育課程に示されている,3)化学Iは生徒が身につけるべき化学的リテラシーを強調している,4)化学I・IIの全体的な学習内容の構成は,化学Iが親しみやすい基本的な内容で構成されているのに対して,化学IIは発展的な内容を学習できるようにしている,5)日常生活と密接な関連のある内容を数多く取り扱っている,6)教科書では生活と化学などの日常生活への応用についての内容が取り扱われているが,これらは単独で教えられるのではなく,日常生活の文脈に従って教えられることになっているなどの特徴があることを指摘した。
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© 2005 公益社団法人 日本化学会
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