抄録
良師興国つまり,良い教員は国を興起するというスローガンで戦後台湾における小・中・高等学校の教員養成は政府の師範教育法に基づいて,国家の設立した師範大学と師範学院で全公費制の計画的教員養成教育を50年近く行った。しかし,社会の進歩と多様化にともない,小・中・高等学校の児童生徒数の増加とともに各大学で教員養成教育の開放化の声が広がり,1994年に政府は,師資培育法を公布し,師範大学および師範学院のほかに師資培育センターを設立した各大学も教員養成できる開放制の教員養成制度になった。この制度変更の経緯,その内容,長所および問題点を自然科(理科)と化学科の立場から報告する。