山梨大学大学院医学工学総合研究部
2008 年 56 巻 2 号 p. 64-67
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
でんぷんへの酵素反応により得られる環状オリゴ糖は,シクロデキストリンとして知られ,食品,医薬等の分野で広く利用されている。有機溶媒中で金属イオンを取り込むクラウンエーテルやカリックスアレンと異なり,シクロデキストリンは,水中で有機分子を取り込み包接錯体を形成する。本稿では,シクロデキストリンの分子認識について,色変化,物質分離,反応生成物の三つのポイントから解説する。
化学教育シンポジウム
化学教育
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら