化学と教育
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ポリプロピレンの製造法(<シリーズ>教科書から一歩進んだ身近な製品の化学)
小林 豊
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2009 年 57 巻 5 号 p. 256-257

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抄録

ポリプロピレンとポリエチレンの基本構造を比較すると水素原子が一つメチル基に変わっただけである。ところがメチル基により鏡像関係にある異性体が生じて,規則正しく構造を制御してポリプロピレンを製造しなければならない。初期のチグラー・ナッタ触媒では,副生成物を溶媒懸濁重合法で取り除く必要があった。現在,塊状重合,気相重合により,高度に規則性の制御されたポリプロピレンが製造されている。

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© 2009 公益社団法人 日本化学会
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