化学と教育
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ポリ塩化ビニルの特性と用途(<シリーズ>教科書から一歩進んだ身近な製品の化学)
一色 実
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2009 年 57 巻 8 号 p. 392-393

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抄録

ポリ塩化ビニルは熱安定剤,可塑剤,改質材などの配合剤を加えて種々の成形方法で加工される。この配合と成形法によって製品物性や加工性が多様に変化する。特に,可塑剤によって硬い硬質製品から柔らかい軟質製品まで形を変えることができる。また,構成元素に塩素をもち,分子形態が非結晶性であることから,難燃性で化学的な安定性をもつ耐久性の素材である。主たる用途は土木・建築分野で生活インフラの基盤を支えている。

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© 2009 公益社団法人 日本化学会
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