化学と教育
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環境におけるLED照明の役割(<シリーズGSC>低炭素・循環型社会を先導するGSC-持続可能な社会を目指す化学技術の過去・現在・未来-)
小宮 章利
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2011 年 59 巻 6 号 p. 316-319

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抄録

電気を用いたあかりの歴史は約130年前から始まる。その後,白熱電球,電球形蛍光ランプなど省エネ化が進められた。LED照明は約1/5ほどの電力で白熱電球とほぼ同じ明るさを得られる効率の良さが注目を浴び,次世代を担う光源とされる。LEDを照明用として用いるには,白色光が必要であり青色LEDと黄色蛍光体の組み合わせでそれを得る。LEDは可視光のみを発光するので,照明に使うのに適する光源である。2015年には,LED素子の効率が向上し150lm/Wの器具効率をもつLED照明器具ができるであろうと予測する。

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© 2011 公益社団法人 日本化学会
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