化学と教育
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新学習指導要領における理論分野の扱い(ヘッドライン:化学の理論を高校でどう教えるか)
槌間 聡
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2013 年 61 巻 12 号 p. 566-569

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抄録
新しい学習指導要領が理科および数学で昨年度から先行実施され,「化学基礎」,「化学」という教科書を用いた授業となった。標準6単位での履修は変わらないが,選択領域がなくなり多くの教科書でページ数が増えている。前回の学習指導要領から,教科書に「発展的な内容」としてより深い内容の記載が可能となり,高度な内容が多数扱われている。その扱いは授業者の裁量にまかされているが,大学の入試問題でも扱われているのも事実である。高等学校により「発展」が扱われる以前から,生徒の到達度によってより高度な内容が指導されている。本稿では学習指導要領に基づいて,理論分野の扱いをもとに教科書でどのように扱われるかといったことを述べる。
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© 2013 公益社団法人 日本化学会
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