2020 年 68 巻 1 号 p. 32-35
排水処理技術の1つに,活性汚泥と呼ばれる微生物集合体と精密ろ過膜等の分離膜を併用した「膜分離活性汚泥法」がある。しかし,微生物に起因する膜の閉塞など運転維持管理において課題がある。本稿では,活性汚泥中に存在する微生物の種類や役割を解明するための先端技術(次世代シークエンサー解析,連続最適化共焦点反射顕微鏡法等)を駆使することで,膜閉塞過程における微生物の動態追跡やリアルタイムイメージングが可能となり,結果的に新たな膜閉塞メカニズムが解明されたのでここに紹介する。